水中庭園

韓国ドラマ“宮 Love in palace”の二次創作物語を綴っています

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はじめに…

loveinpalace

ようこそ水中庭園へo(*^▽^*)o~♪ブログ主のまかろんです♡

このブログは、韓国ドラマ“宮 Love in palace”の最終回からその後を
まかろんの妄想で書き綴っている二次創作ブログです♪


とはいえ、相変わらずのマイペースで続けていきます。
以前と同様に作文のような文章ですが、ご了承ください。

ブランクが長くなってしまったため、以前よりも未熟な文章かも
ですが、温かく見守って下さると嬉しいです(*'ω'*)

それでは、今後ともよろしくお願いいたします。


まかろん

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【夢の痕】あとがき

8454256215156


こんなに長い物語にお付き合い下さり
本当にありがとうございましたm(__)m

一番初めに開設したyahooブログで
夢の痕の第一話を更新したのが2010年初めごろでしたが
引っ越してきて、こちらで初めて更新したのも
2013年11月…
なんと約4年前…((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

ハッピーエンドになるまでに時間が掛かりすぎまして
本当にすみませんでした( ノД`)シクシク…

ここまでお付き合い下さった皆様に
感謝してもし足りないくらいですm(__)m

この4年…いろんなことがありましたが
今年に入り仕事が忙しくなる忙しくなると
言っていたものの、先月、少し余裕が出来たので
今なら一気に終わりまで更新出来る(`・ω・´)キリリ
と、時間が空いている時を見計らい
出来る限り全力で仕上げました
(本当は4月中に終わらせるつもりが
結局、5月に入ってしまいました( ノД`)シクシク…)

が…いつも爪の甘い私です
早く物語を更新したい!展開させたい!という思いで
書き上げた為、私の妄想を上手に文章に出来たかどうか
不安であります(´;ω;`)ウッ…

自信のなさや不安から、まだ一話から読み返していませんが
この後、落ち着いたら読み返してみたいと思います

もしかしたら伏線を回収しきってないかもしれませんが
その場合は、創作番外編という形で書ければと
思っております(ごめんなさいm(__)m)

さて…あとがきを書きたいと思います

辛い場面の多い物語になってしまいましたが
その分、最後は書きながらホッとしました
(終盤、本当はもっとラブラブにしたかったのですが
展開を急ぐあまり、物足りなかったかも…)
皆様は、いかがだったでしょうか…(;'∀')

長編が苦手なため、同じようなセリフの場面が
繰り返し出てくること(月蝕と同じ現象w)が
ありましたので、落ち着いたら読み返しながら
微調整しようと思ってます

今回【夢の痕】というタイトルを付けたのは
夢=過去…ユルにとって、チェギョンを
好きだった時期のことを指しているのですが
その時のことをレイが知り、傷つき
そして本当の意味でユルを理解する物語にしたくて
付けたのですが、書いているうちに
ただレイにとっての苦難の物語になってしまった
ような気がします(´-ω-`)

なぜ、こんな物語を書こうと思ったかというと
まず一つは「韓国ドラマ」っぽい展開を書いてみたい!
という気持ちからだったのです…

こんなことを言ってもいいか分かりませんが
韓国ドラマには事件がいっぱいですよね(;^ω^)
突っ込みどころ満載な感じ…

で、韓ドラあるあるである『記憶喪失』というテーマを
書いてみたかったのです

それから二つ目は、レイには辛いかもしれないけど
ユルの過去も含めてユルのことを包み込んでほしいなぁ
と常々思っていたのです

ブラックユルと言われているドラマ後半でのユルに
引き留める人や、間違いを正してくれる人がいたら
あんなことにはなってなかったんじゃないかと
ずっと思っていたのです

根は、素直で優しいのに暴走した一番の要因は
ファヨン様ですが、チェギョンの思わせぶりな
態度も一因だと私は思っていて、だから
ユルはファヨン様に振り回され、無邪気なチェギョンにも
ある意味振り回され…(ユル視点で考えると
そう思ってしまいます)

そして、チェギョンが揺れてしまったのはシンが
不器用だったからですし…まぁ、連帯責任で
皆に試練のような場面を作りました(≧◇≦)

人間は感情の生き物ですから、これもまた仕方ないし
ドラマの面白味な部分だと思いますから
それはそれで良いと思います(偉そうですみません(^▽^;))

そもそも、レイが何も知らずに婚約する…という
無理な設定(韓国ドラマっぽくしたかったので…)や
それがバレてちょっぴり泥沼(当時掲載していたブログでの
読者様が希望されていたので…)
にしたりしましたが、私の力量不足で中途半端な感じになり
尚且つしつこかったですね…

でも、【月蝕】以来の長編&重苦しい展開でしたが
【月蝕】のときも思ったけど、苦しい思いをして
書き上げた作品を書き上げたときの達成感はすごいです
(自己満足ですが…)

それから三つ目は…
yahooブログからアメーバブログ、そして今のFC2と
引っ越してきましたが、その都度【夢の痕】は
少しずつ書き直してきたのですが、それでも
行き詰まりが半端なく、もう行き詰らないように
全部を一気に調整しながら書き直したかったのです

実は…当初書き上げた【夢の痕】は最後、悲しい結末
だったのです|д゚)

でも、プロット(下書き)を友人に見せた所
鬼悪魔!!( `△´)ノと言われ、確かに私も
ユルを幸せにしたいのに、不幸な結末じゃ
駄目だなぁ~と書き直したしだいです

yahooブログの頃、軌道修正したりして
調整したのですが行き詰まり…

悲しい結末は、韓ドラに結構多いので
そんな結末にしようとしたけど思い直し
結末はハッピーにして、そこまでの経緯を
哀しい感じにするべく二度目の書き直し…
(アメーバブログ時代)

そして、今回全部をちょこちょこ書き直して
完成に至りました

やっぱりラストはハッピーが一番だなぁと
書き直してよかったな~と今は思っています

今はとにかく書き上げたことと、幸せなラストに出来た
嬉しさで、飽和状態です(´ω`*)

ちなみに…

この後の展開…つまりユルとレイの結婚話も
半分くらいですが構想を書いてあるのですが
(以前のブログの時に、意外と皆様読みたいと
仰って下さったもので…)
読みたい方がいたら更新しようかと思いますが
ユルの物語にそんなにお付き合いいただくのも
どうかなぁ…と(´・ω・`)考えております

読みたい方がいらっしゃったら
コメ…は大変だと思うのでポチ…を下さると
嬉しいかなぁ…なんて(*'ω'*)

コメもポチもなくてもオッケーなんて言いながら
やっぱり時々いただきたいなぁ…なんて
思ってしまったり…モジ(((*´ε` *)(* ´З`*)))モジ

でも、次は【エチュード】か【散歩道】を書き上げたいと
思っていますので、しばらく休んで脳内を切り替えたら
どちらかを再開する予定です

ですが…なんせ途中休眠していたこともあり
【エチュード】も【散歩道】も
更新するとしたら2年ぶりくらいになるため
過去に書いていた下書き(仮)などを引っ張り出して
構想を練り直さなければと思っているので
更新がいつも以上に遅くなったらすみません

その間に、更新出来たらユルとレイの
その後の話でも番外編で更新しようかなと
思ったりしていますが、あくまでも予定です(^▽^;)

毎回恒例のテーマソングは…

前も紹介しましたが1つ目は
やっぱり久保田利伸さんの『声にできない』ですね

今回の物語のユルが記憶を取り戻すまでは
『声にできない』のPVのイメージを何回も見ながら
物語を書き上げたと言っても過言ではありません( ..)φ



あとは、ONE OK ROCKさんの『Wherever You Are』です

この曲は、更新再開した頃よく聴いていた曲なのですが
とても…とても感動する曲です♪

こんな風に思われてみたい(〃▽〃)と思うくらい
素敵な歌詞とメロディです

和訳つきの動画を見つけましたので
興味のある方はご覧くださいませ




ではでは、こうしてあとがきを書ける日が来て
ホッとしたのと嬉しいのとで
今は全身から力が抜けているような状態です(*^▽^*)

シンとチェギョンもそうですが
ユルとレイにも幸せになって欲しい

私の中で、妄想はまだまだつきませんが
これからも細々と書けていけたらと思いますので
宜しくお願い致しますm(__)m

ここまで読んでくださった方
本当にありがとうございましたヾ(≧▽≦)ノ


2017.5.5 まかろん


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| 第四話 【夢の痕】 | 20:32 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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【夢の痕】(78)

レイはユルの手を強く握り返しました


レイ「もっと私を信じて下さい」


レイは意を決したように
ユルを真っ直ぐ見つめました


レイ「私はユルさんだけを
   お慕いしているのです」


ユル「っ」


レイは恥ずかしそうに目を伏せました


レイ「男性に対して…
   特別な感情を抱いたのは
   …ユルさんが初めてなのです

   ですから…この気持ちは
   揺らぎません…っ」


ユルはレイを抱きしめました


ユル「ありがとう

   レイが気持ちを話してくれたの
   初めてだね」


レイ「…転落事故の前に…
   お話ししたと思いますが…」


ユル「あの時は、話の流れで
   強引に言わせちゃったような感じだったから
   こんな自然にレイから言ってくれて
   すごく嬉しい」


レイはユルの胸に顔を埋めました


レイ「…ユルさんが記憶を失くされてから
   ずっと後悔していたのです

   自分の気持ちをちゃんと
   伝えられなかったことを…

   だから、もしまたユルさんに会えたら
   今度こそちゃんとお伝えしたいと
   思っていたのです」


ユルは微笑んだ後
目を伏せました


ユル「でも…やっぱり心配だよ」


レイ「心配…?」


ユル「…皇帝陛下から聞いただろう?
   僕が…チェギョンの気を引くために
   卑怯なことや強引なことをしようとしたこと」


レイ「…。」


ユル「ファンは僕とは違うけど
   でも、同じようなことをしないとも言えない

   もしファンがレイを強引に
   連れ出すようなことがあれば
   冷静ではいられないと思う

   僕はファンに何をするか分からない…」


レイ「私は連れ出されたりしません
   もし…そのようなことになったとしても
   必ずユルさんの元に戻ります

   それに、ユルさんが正気を失うようなことがあれば
   その時は私がユルさんを止めます」


ユル「っ」


レイは顔をあげ、ユルを見ました


レイ「それでも気になるのであれば
   私はファンさんと距離を置きますし
   お会いするときは、ユルさんの傍にいます」


訴えかけるようなレイの眼差しに
ユルは苦笑しました


ユル「わかったよ、レイを信じる

   そういえば、キム内官から聞いたんだけど
   記憶を失っていた時に
   悪い事を考えていた僕を
   レイが止めてくれたんだよね?」


レイ「っ…」


レイは思い出すと胸が痛みました


レイ「すみませんっ…私…ユルさんの頬を…」


ユル「叩いてまで止めてくれたんでしょ?」


レイ「っ」


レイが顔を上げるとユルは微笑んでいました


ユル「ありがとう

   レイがいなかったら
   僕はまた過ちを犯す所だった」


ユルは震えているレイの手を取ると口づけました


レイ「もう…二度とあのようなことは
   いたしません…」


レイの声が震えていることに気づくと
ユルは抱きしめる腕に力を込めました


ユル「気に病まないで
   僕はレイに救われたんだから」


レイ「でも…暴力は良くありません」


ユル「レイは優しいから
   きっと傷ついたんだろうと思って
   心配してたんだ

   でも、僕は感謝してるし
   僕にはやっぱりレイが必要だって思ったよ」


レイ「…。」


ユル「それに、そのことがきっかけで
   僕は君に惹かれ始めていたみたいだよ」


レイ「え…」


ユル「キム内官から聞いたんだ
   レイに叩かれた後、僕が言ってたんだって
   チェギョンに惹かれているけど
   レイのことが気になって仕方がないって」


レイ「…っ」


ユルは懐かしむように目を細めました


ユル「レイと出会ったときもそうだった
   
   写真を見たときは
   大人しいお嬢様だと思ってたのに
   初めて会って話したとき
   礼儀正しくて落ち着いているけど
   僕の前で取り繕うよりも
   素の姿を見せてくれただろう?

   あの時のレイの強い眼差しに
   惹かれたんだ」


レイ「…っ」


ユル「きっと記憶を失ったままでも
   僕はレイを好きになってたんじゃないかな」


目を伏せるレイの頬に手を当てると
ユルは微笑み口づけました


・・・・・・・・・・・・・・


ユルはレイと共に再び歩き始めると
建物の前で立ち止まりました


レイ「ここは?」


ユル「永慕殿だよ」


レイ「永慕殿…」


ユル「父の位牌があるんだ」


レイ「お父様の…」


ユルはレイの手を引き、建物に入りました

そして、正面に置かれた祭壇の前に来ると
膝をつき頭を下げ、レイも同様に最敬礼をすると
祭壇を見つめました


ユル「父さん、ご無沙汰してます
   本当はもっと早く紹介したかったのですが
   遅くなってすみません」
   

ユルはレイの手を取り、再び祭壇を見ました


ユル「僕の大切な人を紹介します
   ソン・レイさんです」


レイは深く頭を下げました


ユル「僕の妻になる人です」


レイ「っ…」


ユルはポケットから小さな箱を取り出しました


ユル「父さんが母さんに送った婚約指輪
   大切な人が出来たら渡しなさいって
   母さんから預かってたんだ

   この指輪をレイさんに渡すことにした」


言い終えると、ユルは箱から指輪を取り出し
レイの左手を取りました


ユル「ずっと僕の傍にいてほしい」


レイは胸が熱くなり、小さく頷きました


レイ「はい」


ユルは微笑むと薬指に指輪をはめました


レイ「っ」


ユル「本当は正式に婚約した時
   渡さなきゃいけなかったのに
   遅くなってごめん」


レイの目には涙が溢れ
首を振るのがやっとでした


ユル「愛してるよ」


レイ「っ…お父様の前ですよ…」


恥ずかしそうに目を伏せるレイに
ユルは微笑みました


ユル「僕はここでは絶対に嘘をつけない
   
   恥ずかしいけど父さんに
   誓いを見守ってほしかったんだ」


そういうとレイを抱き寄せました


ユル「レイと出会わせてくれた皇室に感謝してる」


レイ「…私もです」


ユルは少し体を離すとレイに顔を近づけました


レイ「っ…お父様の前ですよ!」


ユル「誓いのキスは必要でしょ?」


レイ「…ユルさんは本当にキスがお好きなのですね」


ユル「違うよ
   レイのことが好きすぎるんだ」


ユルの無邪気な笑顔にレイは観念したように目を閉じました



【夢の痕】fin.


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| 第四話 【夢の痕】 | 19:18 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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【夢の痕】(77)

再び歩き始めると、レイは思い出したように
ユルを見上げました


レイ「私の家にいらっしゃったのですね
   驚きました」


ユルは頭を搔きながら苦笑しました


ユル「サンジュンには世話になったよ」


レイ「そうですか…

   でも、何度か家に電話しましたが
   サンジュン、何も言っていませんでした」


ユル「ちゃんと会って話したかったし

   もし…会いたいって言って拒否されたらと
   思ったら、怖くて電話に出れなかった」


レイ「ユルさん…」


ユル「でも、お母様だけは知ってたんだ」


レイ「え…」


ユル「サンジュンが、お母さんだけは分かってくれるし
   協力してもらった方が良いからって言って
   連絡を取り合ってたよ

   僕も初めは、お母様に反対されるんじゃないかって
   不安だったんだけど、快く引き受けてくれたらしい」


レイはこれまでの母の言動を振り返りました


レイ「全然、そのような素振りはありませんでした…

   ただ…お母様はずっと…
   私の気持ちを気にかけてくださって…
   どんな時も励まして下さって

   私が…婚約解消を決めたときも
   心配して下さって…っ…

   この髪も…お母様に切って戴いたのです…」


レイは思い出しながら胸が熱くなりました


ユル「お母様の協力がなかったら
   空港でお父様に反対されて
   ちゃんと気持ちを伝えられなかったと思う

   でも、お父様の気持ちも分かるから
   もしそうなっても仕方ないって覚悟してた

   だから、チャンスを与えて下さって
   お母様には本当に感謝してる」


俯くレイを見てユルは肩を抱き寄せました


ユル「もしあの場でレイと話せなかったら
   無理やりにでもレイを連れ去るつもりだったんだ」


レイ「え」


レイが驚いて顔を上げると
ユルは悪戯っぽく笑いました


ユル「あの時は、とにかくレイを
   引き留めることに必至で
   冷静さを失ってた
   
   今思うと、もっと大事になってたかもね」


レイが返事に困っていると
ユルは思い出したようにレイを見ました


ユル「そうだ…レイ、携帯見せて」


レイは言われるままユルに携帯を渡しました


ユル「…ファンの番号は?」


レイ「ファンさん…

   あ、ファンさんの番号は
   教えていただきましたが
   特にお聞きすることもなかったので
   メモは持っていますが携帯には
   登録していません」


ユル「そのメモ、今持ってる?」


レイはポシェットから手帳を取り出し
ファンの携帯番号が書かれたメモを
ユルに渡しました


ユル「もういらないよね?」


レイが返事をする前にユルはメモを破りました


レイ「っ」


ユル「ファンの携帯からレイの番号は消しておいた」


レイ「ファンさんにお会いになったのです?」


ユル「うん
   サンジュンに車を出してもらって
   久しぶりに会ってきた」


ユルはレイの顔を見ると
少し不機嫌そうに顔を近づけました


ユル「レイの作った曲、聴かせてもらったよ」


レイ「…ファンさんに依頼されたものです?」


ユル「うん」


ユルはレイの額に自分の額をぶつけました


レイ「っ」


ユル「どうして教えてくれなかったの?」


レイ「?」


ユル「ファンから作曲の依頼があったこと」


レイはユルに伝え忘れていたことに気づき
慌てて顔を上げました


レイ「隠そうとしていたわけではありません
   言うタイミングがなかったのです」


ユル「僕が記憶喪失だった間に
   ファンと会ったりした?」


レイは首を振りました


レイ「一度だけ、曲が出来上がって
   CDを送った後に
   お礼の電話をいただいただけです」


ユル「それだけ?」


レイ「はい」


ユル「ファンは何か言ってた?」


レイ「…お礼の言葉以外には…
   食事のお誘いを受けただけです」


ユル「…。」


レイ「でも、既にニューヨークに行くことが
   決まっていましたから、お断りしました」


ユル「…そのことがなかったら
   誘いを受けてたってこと?」


珍しく不機嫌そうなユルの顔に
レイは驚きました


レイ「なぜそのような顔をするのです?
   怒っているのです?」


ユル「うん」


レイ「っ…なぜ…
   
   作曲依頼は、ユルさんに
   お伝えしなかったのではありません
   本当に言いそびれてしまっただけです」


ユル「僕が一番怒ってるのは
   教えてくれなかったことじゃない」


レイ「…私の作った曲が良くなかったとか…」


ユル「違う」


レイ「他に…」


レイが困った顔をしていると
ユルは溜息をつき、レイの額に口づけました


ユル「レイが無防備なところ」


レイ「?」


ユル「僕は嫉妬深いんだよ?」


レイ「嫉妬…っ
   ファンさんはユルさんの
   お友達ではありませんか

   私とファンさんの間に何か起こるはず…」


ユル「ファンはレイを紹介した時から
   狙ってるような気がしてたけど
   僕が防げばいいと思ってた

   まさか、記憶を失っている間に
   レイに近づくなんて思ってなかったよ」


レイ「ファンさんはユルさんと一緒に
   食事をどうかと仰って下さったのですよ

   ユルさんが考えているようなことは
   ないと思います」


ユル「どうかな…

   そもそも、レイに作曲依頼するなら
   僕に連絡すればいいだろ
   それをわざわざシン経由で、レイに依頼してきて
   レイと連絡を取ろうだなんてあざと過ぎる」


レイ「どうしてそのような言い方をなさるのです」


ユル「…。」


レイ「私がユルさんと婚約していることは
   ファンさんもご存知ですし
   ユルさんが思っているような下心は
   感じられませんでした」


ユルは再び溜息をつきました


ユル「婚約してたって関係ないよ
   その人を好きになってしまったら」


レイ「っ」


ユルは悲しげにレイの手を握りしめました


ユル「昔の僕のような不届き者もいるからね」


レイ「…。」


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【夢の痕】(76)

ヘミョン「ユル」


ユル「はい」


ヘミョン「レイは、あなたが記憶を失っていた間も
     献身的にあなたに尽くしていました
     体調を崩しても尚、あなたのことを心配し
     それでもあなたはチェギョンだけを見つめ
     おそらく、レイはたくさん傷つき
     私たちの知らない所で泣いていたでしょう」


ユル「…はい」


ヘミョン「それでも、こうして戻ってきてくれたのです
     
     あなたの過去を知っても受け止めたい
     あなたの傍にいたいと言ってくれている

     これほどまで、あなたを思い慕うレイを
     もう二度と悲しませないと約束して下さい」


ユルはレイを見てから繋いでいる手に
力を込めるとヘミョンを真っ直ぐ見ました


ユル「約束します

   たくさん泣かせてしまった分
   それ以上に、レイを幸せにしたいと思います」
     

ヘミョンはしばしユルを見つめ
ユルに緊張が走りました


ヘミョン「…2人の気持ちは分かりました
     結婚を認めます」


そういって微笑みました
ユルは安堵すると微笑み頭を下げました


ユル「ありがとうございます」


レイ「ありがとうございます」


ヘミョン「意地悪なことを聞いたけれど
     どうしてもちゃんと確認しておきたかったの

     レイを心配していたご家族のためにも
     レイ自身のためにも」


レイ「陛下…」


ヘミョン「ユルがこのタイミングでレイの所に
     行くことは予想していました
     
     それでも、記憶喪失から目覚めて
     婚約解消を知った直後のユルは
     抜け殻のようだったわ

     家に籠ったまま、食事も睡眠も摂らず
     …皆、本当に心配していたの」


レイ「っ」


ユルは俯きました


ヘミョン「落ち着いてから、レイの帰国について
     話そうと思っていたのだけれど
     家で籠っている間にも、ユルがレイの家を
     毎日のように訪ねていると報告を受けて
     レイがコンクールの予選会で
     戻ってくる日のことも遅かれ早かれ
     知ることになるだろうと思っていました」


ユル「…お見通しだったんですね」
     

ヘミョン「えぇ…でも、それなら…
     どうして相談してくれないんだろうと
     悲しくなったりもしたわ」


ユル「…っ」


ヘミョン「あなたがレイに会いに行きたいと言って来たら
     許可するつもりでいたから」


ユルは驚き顔を上げました


ヘミョン「だから意地悪したくなったの」


ユル「意地悪?」


ヘミョン「レイを張っている記者がいることは事実です
     でも、以前からその存在は知っていましたから
     既に手は打っていたの

     でも、あなたにはすぐにでも手を打たなければと
     言ったでしょう?」


ユル「っ」


ヘミョン「本当はあの時、あなたから
     レイが帰国するから会いたい
     それまで待ってほしいと
     話してくれることを期待していたのだけれど
     まさか失踪するとは思っていませんでした」


ユル「…申し訳ございません」


ヘミョン「でも…そうよね…
     皇室は厳しい規則ばかりで
     言っても許されない…邪魔されると思っても
     仕方のないことかもしれない」


ヘミョンは寂しそうに苦笑しました


ヘミョン「私はあなたの姉だと思っているけれど
     同時に皇帝ですから…
     警戒されてしまうわよね

     でも、皇帝として厳しくしなければならない部分は
     ありますが、姉としてあなたに
     幸せになって欲しいという気持ちは
     強く持っているつもりよ」


ユルはヘミョンの言葉に胸が熱くなりました


ヘミョン「だから、もっと…他愛のない事でもいいから
     話して欲しいし頼ってほしい

     もっと信じてほしいと思っています」


ユル「…ありがとうございます」


ヘミョンは頷くと、微笑みながら2人を見ました


ヘミョン「レイ」


レイ「はい」


ヘミョン「ユルにとってあなたは既に心の支えなの
     ふつつかな弟だけど、改めてよろしくね」


ユルが恥ずかしそうに照れ笑いをすると
レイは微笑み頷きました


レイ「はい」


・・・・・・・・・・・・・・・・・


ヘミョンとの話が終わると、ユルはレイの手を引き
ある場所に向かっていました


レイ「どこに行くのです?」


ユル「ずっとレイを連れていきたかった場所」


困惑しながらもレイはユルと共に歩きました

すると、ユルはその途中、意を決したように
レイの手を強く握りしめました


ユル「聞いてもいいかな?」


レイ「はい」


ユル「僕の過去を知って…どう思った?」


レイはユルの不安げな横顔を見つめました


レイ「…ユルさんの過ちについて否定も肯定も出来ません
   私は当時の状況を見知っているわけではありませんから

   ただ…チェギョン妃殿下のことを
   心の底から愛しておられたというお気持ちだけは
   とても感じました」


ユル「っ…」


レイ「記憶喪失だった時のユルさんを見ていて
   当時もこんな風に真っ直ぐチェギョン妃殿下だけを
   見つめていらしたんだなと感じました」


ユルは足を止めるとレイを見ました


レイ「だから…私はユルさんからの愛を
   諦めようと思ったのです」


レイの悲しげな横顔に胸が痛み
ユルはレイを強く抱きしめました


ユル「…消してしまいたい過去だよ」


レイ「そんなことを仰らないで下さい
   暗闇を照らして下さったのは
   チェギョン妃殿下なのでしょう?」


ユル「…。」


レイ「ユルさんにそれだけ影響をお与えになった
   チェギョン妃殿下には…敵わないと感じました
   っ…だから…」


ユル「頼むから諦めるなんて言わないで」


レイ「っ」


ユル「チェギョンと出会ったことに後悔はしてない
   レイが言うように、希望を与えてくれたのは
   彼女だから…

   でも、君と出会って
   初めて心が満たされたんだ

   チェギョンを好きだった時は
   片思いだったこともあるけど
   不安や焦りが大きくて
   余裕がなかった
   
   今思えば、シンに対する対抗心もあって
   卑怯なこともしたし…
   恐ろしい事を考えたりもした」


レイ「…ユルさん」


ユル「周りが見えなくなって
   彼女の気持ちも考えずに独りよがりだった」


ユルは思い出しながら強く目を閉じました


ユル「本当に愚かだった…」


レイはユルの背中を摩りました


レイ「…でも、そういったことを乗り越えて
   今のユルさんが在るのです

   悲観することはないのではないですか」


ユル「…っ」


レイ「私の知っているユルさんは
   相手の気持ちを考えられる方です

   頑なな私の心を理解しようとしてくださいました

   自分の過ちを認めることは勇気のいることです
   でも、ユルさんは過去のことを反省し
   変わられたのです

   それはご自分の努力ではありませんか?」


ユルは胸が熱くなりました


レイ「それに…」


レイは恥ずかしそうにユルの胸に顔を埋めました


レイ「…私はユルさんへの気持ちを
   諦めることが出来なかったから
   今ここにいるのです」


ユル「ありがとう、レイ」



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